きっかけは妻の一声

全但バスに入社する前、今とは全くの別業種で働いていました。その仕事にあまりやりがいを感じられず、転職を考えていたとき、妻が新聞の求人広告を見て「バスの運転はどう?」と声をかけてくれたのがきっかけでした。

もともと車が好きでドライブを趣味にしていたのですが、運転を仕事にするのは簡単ではないと思っていました。でも調べていく内に、地域貢献にもなる運転士の仕事に次第に興味が湧いてきて、思い切ってチャレンジしてみることにしました。

未経験だったので、まずバス運転士として働くための免許取得(大型二種)が必要でしたが、全但バスは大型二種免許取得制度がありそれを利用する事で、転職時の初期負担が抑えられて大変助かりました。

「ありがとう」をありがとう

現在は路線バスの運転を主に、特急バスや貸切バスの運転もさせていただいています。路線バスは地域の方々との触れ合いや会話する機会も多く「運転上手ですね」なんて言われた日には、一日とても気持ちよく仕事ができます。

もちろん運転は安全が最優先です。交差点、路地、歩行者、対向車、あらゆることを常に意識し注意しています。但馬地域は高齢者が多いので、お客様が転倒したり不安を感じたりすることがないように、運転にも優しさを心がけています。

お客様から「ありがとう」と声をかけてくださることがあります。「ありがとう」はこちらのセリフなのですが、お客様に喜んでいただき、自分も気持ちよく感謝を伝え、ほっこりとした気持ちになれます。こんな時バス運転士で良かったとやりがいを感じます。

但馬地域のライフライン

近年は業界全体で運転士が不足しています。拘束時間が長く、体への負担が大きい、キツイ仕事と思われがちですが、実際には休憩時間も多く、皆さんがイメージするよりも負担の少ない仕事です。
また地域に必要とされている仕事です。お年寄りや学生など地域の皆さまの足となって、その生活を支えていく仕事です。
これらからも自分の仕事に責任と誇りを持って、末永くバス運転士を続けていきたいと思っています。